はじめに
こんにちは!otofuです。
今回は私が経験した(現在も継続中)歯科矯正についてお話したいと思います。
私はなんやかんやあって【キレイライン】・【インビザライン】・【ワイヤー矯正(前歯6本)】を経験しました。
いろいろ治療を変えたので、実際めちゃめちゃ時間もかかっているし、お金もかかっています(どれか1つやるよりとっても損しています)。しっかり考えなかった過去の自分を今は叱りたいです!!
そして極めつけは通院している歯医者の2回の倒産!!笑
期間が長くなるほどそういう想定外の出来事って起こりますよね…。そこでもまた損しています…。
そんな私が唯一できることは、皆さんに各矯正のメリット・デメリットをお伝えすること!!
そんな各矯正の特徴について写真付きでお伝えしていきます(※実際の歯の写真を載せております。閲覧注意です)。
今回は【インビザライン】編です!
インビザラインの値段
私はキレイライン、前歯6本のワイヤー矯正の後からインビザラインを始めました。私の場合は前歯上下6本の矯正だけでは、噛み合わせ・審美性ともに満足できなかったため、全歯列矯正に変更しました。
金額は自費診療で539,000円でした。通院していた歯科はワイヤー矯正後にインビザラインを申し込むとワイヤー矯正でかかった費用を引いてくれる感じでした。そのため、インビザラインだけ行う場合は880,000円程かかったと思います。
始めた当初は調整料は一括で支払った金額に含まれていましたが、私の誘引していた歯科が倒産してしまい、他の歯科に引き継ぎになったため、その後からは調整の都度3,300円の調整料を支払うこととなりました。更にその歯科も倒産し、3つ目の歯科では都度5,500円がかかることとなりました。涙
現在は多くの歯科で都度の調整料がかかることが多いと思います。私の場合は通院感覚は8〜12週間に1回という感じです。年間2〜3,000円の追加出費となりました。
さらに、歯を抜歯する必要が出てくることがあるため、その費用も追加でかかる場合があります。渡しの場合は歯を奥に下げる必要があったため、下の親知らずを2本治療途中で抜きました。親知らずが萩期の中に埋まっていたため、通院している歯科では対応できず、総合病院で抜歯しました。大体2本で20,000円くらいかかったと記憶しています。
またマウスピースの他に拡大床といわれる歯列を広げる器具をつける可能性があります。私の場合はキレイラインで使用した拡大床を継続して使えたので、追加料金は発生しませんでした。契約によって費用に含まれているのか、追加料金がかかるのかなど変わってくる可能性があるため確認してください。
一括支払い以外になんだかんだちょこちょこ支払う機会があるため、結局総額100万円は超えてしまうのかなというのが私の感想です。
契約後の流れ
インビザラインの契約が終わると、その日に型取りが始まります。
口腔内にスキャンの器具を入れて3D撮影を行います。その他レントゲン撮影、口腔内・正面・側面の写真撮影等を行います。
そのスキャンを元にアメリカ・メキシコ?でマウスピースを作成するため、本格的な治療が始まるのは、マウスピースが届いてからになります。大体4−6週間程かかります。
マウスピースが到着すると、1週間に1回マウスピースを交換していく生活が始まります。歯科では8−12週ごと(私の場合)に3Dスキャンを元に、しっかりと予定通り進んでいるか確認したり、必要に応じて歯にアタッチメントを取り付けたりとメンテナンスを行います。
ちなみに大体40−60枚のマウスピースを一気に渡されるので、帰りは大荷物になります。笑
そんな感じで、自分でマウスピースを変えていっては、たまに歯科でみてもらう…を繰り返します。私は、最初の40枚では改善しなかったため、結局4回くらいスキャンを取り直してマウスピースを追加作成してもらっています。つまり3年で計200枚くらいのマウスピースを交換していることになりますね…。
最初のセットで説明書とマウスピースケースがもらえます。

スニーカーの箱くらいの大きさの箱が3箱くらい一気に渡されます(35〜45枚分くらい)。着払いで送ってもらう事もできるみたいでした。

こんな感じで1枚づつマウスピースが入っています。番号が書いてありますが、取り換え時期を忘れないように、メモの頃に交換日を記載しています。


後に出てきますが、ゴム掛けのゴムです。これも色々なサイズがあります。

拡大床。私はキレイラインで使用していたものを再度使用しました。

ビフォーアフター
22年6月からインビザラインを開始して、現在で3年目になります。治療はまだ続いています。そんな私の治療経過を写真つきでご紹介していきます。
※歯のアップの写真が多く出ています。苦手な方はご遠慮ください。
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矯正開始前 すべての矯正は始める前の歯列。

2022年10月 マウスピースが届いて矯正を開始した頃。歯の高さも歯並びもまだ真mだ気に入っていませんでした(キレイライン、前歯ワイヤー矯正後)。


2023年3月 歯をずらしている段階なのでかみ合わせはとても悪くなります。

下の前歯の高さは揃ってきました。歯列の幅の広がってきているように感じます。

2023年4月 より歯を動かすためにアタッチメントの装着とゴム掛けが始まりました。




(2023年8月に親知らずの抜歯を行いました。マウスピース装着は腫れと痛みに応じて可能な限り装着しました。)
2023年9月 左側の隙間がかなり空いてきました。一番噛み合わせが悪い状態でした。

下の歯列はきれいに整ってきました(今後またズレますが…)。

2024年5月 ゴム掛けが2本になりました。本当に毎回着脱が面倒です。面倒すぎて食事回数が減りました。笑

審美性も悪く、話すとゴムが見えてしまいますし、左右対称でもないし…。

マウスピースを付けていないときも、ボタンはとても突起しているため、目立ちます。左側は隙間が出来すぎて、舌が出せます。笑


2024年12月


5月と比べて左側の隙間も埋まって、歯列が揃ってきた感じがします。

前歯の高さもすこじづつ合ってきている??

2025年1月 ここで一旦3回目?くらいの作り直しのマウスピースが終了し、次のマウスピースが到着するまでの間、アタッチメントやボタン、ゴム掛けはなくなりました。かなり歯列も揃ってきて、スッキリした印象です。
次のマウスピースでは上下の歯のズレを調整していくことになりました。

歯がとっても磨きやすい。毎日お茶を飲んているので着色がひどいです(申し訳ありません)。

2025年2月 新しいマウスピースが届き、またゴム掛けが始まりました。こんどはまさかの透明じゃなく、シルバーのボタン…。目立ち過ぎます…。

しかもこのシルバーのボタンを付け始めてから、ついてる歯が知覚過敏のようになってしまい、疲れていると歯磨きや酸の強い食べ物を食べたときにすごく滲みました。



2025年5月 調整のたびにゴム掛けの場所を変えていきます。引っ張りすぎて歯が沈んでしまったり、歯肉が腫れてしまったりするなどがあり、歯科医師と調整しながら勧めています。

現在は左右のゴム掛けのゴムも変えているので、毎日本当に面倒&間違えやすいです。

でも歯列は着々と揃ってきているので嬉しさもあります。


以上がこれまでの経過でした。最初はどんどんずらしていくので、審美性も悪くなるし、何より噛み合わせが悪くなります。しかしこれはどんな矯正治療でも同じかなと思います。
痛みに関しては、マウスピースを交換した最初の1,2日は痛いです。特にお肉やおにぎりをガブッと噛むことはできないです。
そして噛み合わせが悪いので、私は1年くらい片側で咀嚼していました。両側で咀嚼できるようになってきた頃は、使っていなかった側で噛むとめちゃめちゃ疲れました。
ちなみにキレイラインと同様、マウスピースを装着したままお茶やコーヒーを飲むと、マウスピースも歯もかなり黄ばみます。歯科からは水以外は禁止といわれていましたが、完全に自己責任で飲んでました。
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そんなルールを守らない私が使用している着色汚れを落としやすい歯磨き粉です!!
インビザラインをやってみて
インビザラインを開始してはや3年が経とうとしています。インビザラインを一言でいうと…

管理が面倒だし、審美性もそこまで高くない!!でも歯はしっかり揃う!!
これが正直な感想です。私はワイヤー矯正が一番楽で良かったかなと思っています。しかし、アタッチメントを付けなくても良かったり、ゴム掛けがなかったりした場合は審美性は高いと思います。また、週に1回のマウスピース交換や、食事のときの付け外しが苦でなければ問題なく、矯正治療が可能だと思います。
しかしながら、マウスピースでしっかりと歯列矯正ができるんだ!!というのは思いました。ワイヤーが楽だった…と思いはしましたが、しっかりと継続すれば、歯並びは良くなりますし、目標である歯列には近づくので、後悔はしていません!!
インビザラインのメリット・デメリット
最後に私が感じたインビザラインのメリット・デメリットを紹介します。
キレイライン、ワイヤー矯正と比較した印象です。
メリット
- ワイヤーよりは歯磨きが楽
- マウスピースが透明なので見た目が良い(ボタンやアタッチメントによる)
- 前歯だけでなく、マウスピースで全歯列矯正ができる
デメリット
- マウスピースや拡大床の洗浄が必要
- マウスピース装着中にお茶などを飲むと歯もマウスピースも黄ばむ(装着中は水のみと指導されていましたので、自己責任で飲んでました)
- マウスピースの交換や、ゴム掛けなどの管理が大変
- マウスピースが届くまで時間がかかる(約1ヶ月~1ヶ月半)
- 新しいマウスピースが届くまでは矯正ができない
- 食事のときに都度外す必要がある
- 小腹が減ったときに気軽におやつを食べられない(ダイエットには良いかも)
- マウスピースの装着時間が長い(20時間以上、食べ歩きとかに不向き)
キレイラインと同じ点は、マウスピースを1日中装着すること。そして食事の際は都度取り外しが必要なことです。異なる点は、全歯列対象で、奥歯からかみ合わせや歯並びを矯正してくれる点が一番違うかなと思いました。
マウスピースなので審美的に優れていると思われがちですが、上記したように実際はゴム掛けのためのボタンを付けたり、マウスピースの凸に合わせたアタッチメントを付けたりと、審美上の問題はあると思います。
またボタンやアタッチメントが当たって口内炎になります。浮腫があったり、歯茎が腫れてしまっているときには、マウスピースが食い込んで痛かったこともあります。
私の一番のデメリットは、ボタンが金属で、歯磨きすると知覚過敏のようにしみることがあることです。ワイヤーと違って、直接歯に金属を付けているので、余計に感じやすいかもしれないと思いました。
値段もワイヤー矯正に比べたら高いのかなと思います。もしかしたら、ワイヤーの裏矯正は同じくらいの値段かもしれません。しかし全歯列矯正を行うには日本では100万円くらいはかかるのかなと思います。
文章にするとデメリットのほうが多いように感じますが、人それぞれ考え方は違うと思いますし、透明のアタッチメントであれば気にならない人も多いと思います。
インビザラインを行っている歯科は限られていますが、自宅の近くにあって、歯列矯正を行いたい方は、話を聞きに行ってみるのもいいと思います。
以上で私が体験した歯列矯正のお話は終了です。また歯列矯正が完全に終了したお話ができるように、これからも治療を頑張りたいと思います!!
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